『第3の案』を賞賛する人々

本書は、現代社会における問題解決の本質が、AかBかといった二項対立的な考えよりも、それらを超克したAもBもといった親和的なシナジー思考の中に存在していることを示している。
確かに、他者を否定する形での解決策では、多くの賛同は得られない。まさに、第3の選択肢が必要となっているのである。しかも本書に登場する実践者たちの一人ひとりは、スーパーヒーローでもカリスマリーダーでもない。小さな個人の小さな一歩が結果として創発的パワーを発揮しているのである。この親和的で創発的な考え方こそ、いまの日本に一番求められているのではないか。

米倉 誠一郎(一橋大学イノベーション研究センター長・教授)

私の友人であり、尊敬するコヴィー博士が見事に実証してくれたこの「第3案」は、すべてのリーダーが持つべき原則です。

稲盛 和夫(京セラ名誉会長/日本航空代表取締役会長)

現実の世界では、安易な「二者択一」がいかに多いことか。本当にするべきことは何か、知恵を絞れば必ず解決策は見えてくる。本書に登場するすばらしき「第3の案」の実践者が何よりもそのことを証明している。

山田 信博(筑波大学長)

2012年5月22日、「東京スカイツリー」が、いよいよ開業します。コヴィー博士が提唱する『第3の案』を選択することこそ、これからの日本の成長、ブレークスルーのために大いに必要なことであり、実践しなくてはならないと確信します。

根津 嘉澄(東武鉄道 取締役社長)

是非、一ページ一ページを丹念に読んで実践してほしい。コヴィー氏はわれわれに貴重な贈物をくれた。しかしほとんどの深い思想がそうであるであるように、本書のメッセージも、日々意識して実践してこそ人生を変えられる。確実に変わっていく。

トム・ピーターズ

本書は、この混乱した世界においてだれのためにもなる傑作だと思う。平和と正義の実現のために最善を尽くす励みになる。

ウォーレン・ベニス

私たちは、国境や言語、経済、政治、文化を含め、お互いの違いを退け、手をたずさえて、直面している問題よりも大きな解決策を生みださなくてはならない。

ムハマド・ユヌス(2006年ノーベル平和賞受賞者)

私が手がけてきたビジネスでは、この「第3の案」を常に実践してきたと言える。本書を読み終わられたとき、あなたの内面にはこれまで体験したことのない大きな変化が生まれるだろう。次世代のリーダーをめざすあなたには欠かせない一冊だ。

出井 伸之(クオンタムリープ株式会社代表取締役ファウンダー&CEO)

定着しつつある円高、相次ぐ企業の不祥事、遅々として進まない震災復興計画、具体的なイメージのない成長戦略、等々。混沌と閉塞感漂う日本社会において、我々はどうあるべきか?どう進むべきなのか? 『7つの習慣』に続く、コヴィー氏の著書『第3の案』は、まさに我々に光明を見出させてくれるものである。この変化の時代において、既成概念に囚われることなく、あらゆる可能性を追求する姿勢こそが、様々な局面におけるベストソリューションへの近道となるであろう。

森 浩生(森ビル 専務執行役員) 

スティーブン・コヴィー氏は、人生で最も困難な問題を解決する貴重なアドバイスをしてくれている。「私の方法」でも「あなたの方法」でもなく、「私たちの方法」を探そう、と。

J.W.マリオット・ジュニア(マリオット・インターナショナル会長兼CEO)

『第3の案』は、もともと日本人のDNAに深く根付いているものだ。しかし、多くの人が忘れかけているのも事実だろう。今一度、このシンプルかつ深いメッセージを読み取り、実践して行かねばならない。そうすれば、日本は必ずや世界のリーダーとして復活できる。

アイヴァン・ディーチー(ザ・リッツ・カールトン東京 総支配人) 

世界中で起こっている諸問題はもはや過去のケーススタディーをもって解決出来ないところまで来ているのは周知の事実だ。日本においても政治と官僚、モノづくりの限界、企業と雇用、税収と借金及び福祉、あらゆるところが未解決のまま時を経ている。パラダイムシフトがスピードを持ち、解決すべき道が迷走しているかのごとくだ。コヴィー博士は迷走している道を走り続けても答えにはたどり着かないことを示唆している。むしろあえて道を外れてみることで新たな解決の糸口があると言う。こと日本においては世界の中での孤立疎遠感が最大の問題ではなかろうか。博士は過去に一度も評価されなかった新たな日本のポテンシャルがこれからの最大の武器になることを教えてくれる。

高島 郁夫(バルス 代表取締役社長)

『第三の案』は、私たちが常に抱える“対立”や“意見の相違”を乗り越えるための、多分、唯一にして最高の方策だ。もしこの本を世界中の大人の必読書とし、すべての子供たちの教科書にしたなら、私たち人類は今までと異なる、全く新しい種として生まれ変わり、輝かしい未来を手に入れることができるだろう。

野田 稔(明治大学大学院教授 )

コヴィー博士の『第3の案』から先ず連想したのは、発酵という言葉です。食べ物の生命を、ある意味永遠にする発酵。例えばワインを思い浮かべてください。葡萄の果実には生か死しかなくとも、醸造という『第3の案』を取ることで、ワインとして何百年も生き続けることが可能になります。そして元々この発酵文化は、四季があり高温多湿な我が国のお家芸なのです。味噌、醤油、鰹節…  本書は、すっかり自信を失っている日本が、混迷する国際社会の中でどう進むべきかを、指し示してくれているような気がしてなりません。

辰巳 琢郎(俳優)  

『7つの習慣』、『第8の習慣』、そしてこの『第3の案』へと進む過程は、自分自身に対する深い内省から他者とのシナジーへと歩む成長のプロセスにほかならない。すべての人に読んでほしい一冊だ。

神田 昌典(株式会社ALMACREATIONS 代表取締役社長)

できるかできないかではなく、できるようにするのです。従来のリサーチの結果からは不可能であっても、「今、○○が流行っている」などと時流がどうであっても、コヴィー博士が述べる『第3の案』は必ず存在するのです。ケーキやデザートを考えるときも、斬新なものを作ろうとか流行のものを作ろうなどと思ったことはありません。 とにかく「美味しいモノを作りたい」と真心を込めて考えれば道は拓けるのです。

鎧塚 俊彦(トシ・ヨロイヅカ オーナーシェフ)

コヴィー博士の『第三の案』は「感動」の書である。「感動」とは「感じて動く」と書く。現代は感動飽和、あるいは感動失調の時代だ。善か悪か、YESかNOか、GOかSTOPかという二項対立の状態をブレイクスルーするには、心を突き動かす感動が必要である。『第三の案』とは、そのための「感動の種」に他ならない。一人でも多くの人が本書から感動のウイルス「流行性感動」を得ることで、感じて動いていただきたい!

西川りゅうじん(マーケティングコンサルタント)