第3の案
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2第3の案すべきか」あるいは「売上を伸ばすべきか、コストを削減すべきか」というような選択に悩むことが少なくありません。コヴィー博士は、このような二者択一の議論は不毛以外のなにものでもなく、こうした狭い考え方を乗り越えられる道は必ずあると説きます。またコヴィー博士は、相互依存状態は自立した状態よりもはるかに強いと述べています。『第3の案』は、ビジネスにおいても、家庭、学校、社会、あるいは国家間の関係においても、相互依存状態の強さを実現し、すばらしい成果を生み出すロードマップとなるでしょう。そして相互依存は日本社会の大きな強みのひとつです。相互依存による『第3の案』を見出すプロセスは、日本が今の困難を乗り越え、これまで以上に世界の模範となるために必要な成長のあり方であり、日本こそが成し遂げられる成長のプロセスであるとも言えるでしょう。本書の内容を学び、ぜひ実践してみてください。あなたの人生も大きく変わることでしょう。コヴィー博士はよく「クレッシェンドの人生」(何歳になっても萎むことなく大きく良くなる人生)という言葉を使います。『第3の案』を選択することで、だれもがクレッシェンドの人生を送れるのです。年齢や環境は関係ありません。選ぶのはあなた自身なのです。最後に、本書の一節を紹介しましょう。「私はあなたの可能性を本心から信じていることを伝えたい。第3の案の人生を生きることを選べば、世界に大きな貢献ができると確信している。あなたは世界に必要とされているのである」フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 ブライアン・マーティーニ

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