週刊「7つの週刊」日本元気化計画 元気には原則があった!
北原照久氏|勉強を続け、何度倒れても立ち上がろう!

「人生は人格と能力が基本」と語る北原照久氏は、「刃を研ぎ続けること」で一人ひとりが元気になれば日本は元気になると話します。

北原照久(きたはら・てるひさ)

株式会社トーイズ代表取締役、株式会社トイズプランニング代表取締役、横浜ブリキのおもちゃ博物館館長。世界的に知られるブリキのおもちゃコレクター。現在7館の博物館を運営。テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』レギュラー鑑定士およびTBS『ジャスト』のコメンテーターとして知られる。著書に『北原照久の箱絵図鑑』(実業の日本社)、『20世紀我楽多図鑑』(PARCO出版)他

●まず、一歩を踏み出せ!

 人生は何事もまず第一歩を踏み出すことが大切です。先人達がいい言葉を残しています。本田宗一郎さんは「石橋を叩いて渡る奴があるか。石橋だと思ったら渡れ」と言っておられます。また、一休さんも「この道をいけばどうなるものか危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ」と言っています。
 多くの人がいろいろな言葉で、一歩踏み出す大切さを伝えようとしています。あとは憧れる人を持つことが大事です。僕だったら、加山雄三さんや吉永小百合さんです。僕は17才の時からお二人に会いたいと思い、加山さんには52歳、吉永さんには60歳のときにお会いできました。
 あれだけ元気な76歳の加山さんですが、何回も失敗されており怪我もしています。でも、立ち上がってくる。あれがかっこいいのです。それこそ、「人間にとって最大の名誉は、倒れないことではない。倒れるたびに立ち上がることだ」だからです。

●人生は人格と能力

 加山さんはおばあさんから教わった二つの言葉を、すごく大事にしています。一つは“人間には優れた性格が必要だ”と“一人では生きていけない”というアリストテレスの言葉であり、もう一つは“荷物が重たいんじゃない。お前の力が足りないんだ”という言葉です。
 加山さんはおばあさんの言葉をきちんと伝え、自分で実行しています。それがかっこいいのです。まさにコヴィー博士の言う人格と能力の話です。これは真理です。『7つの習慣』には金の卵を産むおガチョウの話とかの多くの例題があり、そのことを気づかせてくれます。
 人間の欲は、どんどん深くなっていきます。そうしたとき、もっと自分を見つめ直し、一回立ち止まって感謝をすることは真理だと思います。やはり性格が良くなければ、人が離れていきます。人生は一人では絶対無理です。

●歴史を学び刃を研げ

 三浦雄一郎さんは80歳で8848メートルのエベレストを登りました。最近は85歳でも行くと話されています。しかし、三浦さんは常にトレーニングで刃を研いでいますから準備万端です。『7つの習慣』にあるように、刃のこぼれた斧では木は切れません。刃と同じく頭や体も研ぎ続けないと付け焼き刃では役に立ちません。最初の一歩を踏み出すときは失敗してもいいのですが、やり続けるためには刃を研がないと続きません。
 そして、心がけるべきなのは歴史から学ぶことです。歴史上の人物もさまざまな困難に遭遇し、それを糧にステップアップしています。だから失敗を恐れてはいけません。例えば、リンカーンは20代でいくつもの病気になったり、失恋したり、事業に失敗するなど挫折だらけの人生ですが、52歳で、アメリカ合衆国大統領になりました。リンカーンほど挫折した人はいないくらいです。
 誰でもそうなのです。だから、失敗を恐れるなと言いたい。今は命まで取られることはない戦いがほとんどですから、幸せな時代です。
 頭でっかちにならず現場に出て体験することは重要ですが、同時に勉強することも大事です。まったく勉強していない人は、現場を理解できません。勉強すると、いろいろな好奇心が湧いてきます。そこで感じたことを実行すれば、さらに人生が充実していきます。
 「歩」は、止まることが少ないと書きます。立ち止まらず、刃を研ぎ続け、元気に行きましょう!(談)

●インタビュー


西川りゅうじん氏 商業開発研究所レゾン所長
竹村富士徳氏 フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社取締役副社長