中学で校内暴力に悩み、人を憎み、心を閉ざすことに。高校に進学したものの1年の秋に中退。尊敬する先輩の勧めで読み始めた『7つの習慣』。愕然とさせられた２つのメッセージ。
「あなたの許可なくして、誰もあなたを傷つけることはできない」（エリナー・ルーズベルト）。「自分で投げ捨てさえしなければ、誰も私たちの自尊心を奪うことはできない」（ガンジー）。
自分を被害者だという思いが抜けず、最初は強く反発。しかし、心でははっきりと感じていたのです。「私の場所は、自分の意思によって定められたのである。そして、私は自らの選択を主体的に決定できる自由がある」ということを。
そこから人生が変わりました。自分に集中するようになったのです。働きながら大検を取り、卒業後結婚し、子どもにも恵まれました。「自らの人生を受け止め、主体的に生きる主人公になること」それが今子どもに伝えたいことです。