第3の案
41/41

41第2章 ◆ 第3の案:シナジーの原則、パラダイム、プロセス獲得して初めて、「他者とシナジーを起こす」ことができるのである。*5これら四つのパラダイムを一つずつ詳しく見ていこう。パラダイム一:私は自分自身を見る一番目は、主体的に判断し行動できる唯一無二の個人として、自分自身を見るパラダイムである。私は、鏡に映る自分をどう見るだろうか? 思慮深く、他者を尊重し、原則を守り、心を開いた人間だろうか? すべての答えを知っていると思い込み、対立の「向こう側」の人たちを見下す人間だろうか? 物事を主体的に考える人間だろうか、他者の考えに引きずられる人間だろうか?私は、何かの議論の賛成か反対かのどちらか一方ではない。私という人間の全体は、自分が抱いている偏見や先入観、自分の役割の総和を超えている。私の考え方は、自分の家族や文化、会社によって決められているのではない。ジョージ・バーナード・ショーの言葉を借りれば、私は、世界が自分の(あるいは「こちら側の」)思いどおりにならないと不平ばかり唱える利己的な愚か者ではない。私は自分自身を客観的に見つめ、自分のパラダイムが自分の行動にどう影響しているか評価ができる。四〇ページの表でわかるように、「私は自分自身を見る」パラダイムは「私は自分の側を見る」という典型的なパラダイムとは正反対である。どんな対立にあっても、自分自身が物事をどう「見る」(See)かが自分の「行動」(Do)を決め、その「行動」によって、「結果」(Get)が決まるのである。自分の外側にある何かの型にはめて自分を見るのは、無益なパラダイムである。このようなパラダイムでは、私が価値を置くものはすべて外から入ってくることになる。外側から規定され、固定され、限界が

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です