第3の案
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38第3の案したがって、大いなる中間層の人たちのほとんどは、つらい結末を迎えることになる。皮肉という転移性のがんである。意欲的な人を煙たがり、新しいアイデアを軽蔑する。「シナジー」という言葉にアレルギー反応を起こす。彼らは、本当のシナジーを経験したことがないのである。シナジーのパラダイム先ほど紹介したガンジーやデミング、ナディア(音楽家の母親)のように、二者択一思考を乗り越え、シナジーのマインドセットに到達している人はそういるものではない。しかし彼らは強い影響力を持ち、実に創造的で、生産的である。すべてのジレンマが間違いであることを無意識に知っている。彼らはパラダイムを変え、ゲームを変え、新しいものを創出する。彼らのように第3の案を探そうとするなら、まず四つの面で私たちのパラダイムを根本的に変えなければならない(次ページの図を参照)。それは容易ではないことを、ここで肝に銘じてほしい。四つのパラダイム転換のすべてが直観に反しているからだ。エゴイズムを捨て、他者を本心から尊重する。どちらが「正しい」かではなく、「より良い」答えを探し出す。第3の案がどのようなものになるのか最初はだれもわからないのだから、先の見えない道を進んでいかなければならない。四〇ページの表に示されているように、一般的でありきたりの二者択一思考と第3の案を探す思考のパラダイムはまるで対照的である。二者択一の考え方は、段階を追うごとに創造的な解決策から離れていく。第3の案を探すパラダイムがなければ、創造的な解決策には到達できない。一つのパラダイムが次のパラダイムの土台となるというように、パラダイムの順序が重要である。なぜだろう?

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