第3の案
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27第2章 ◆ 第3の案:シナジーの原則、パラダイム、プロセス新しい感触、豊かさ、音楽的深さが生まれる。音楽学者によれば、人間の歴史のほとんどを通して、音楽は即興芸術であったという。機会があれば人々は即興でいっしょに演奏したり、歌ったりしていたのである。特定の形式に曲を書き留めるのは近代になってからのことだ。現代においても、たとえばジャズのように即興で演奏され、心をつかむ音楽がある。和音は、複数の音符を一度に演奏してできる。音符はそれぞれの特徴を失わないが、いっしょに奏でれば、一個の音符ではできないハーモニーというシナジーを生み出す。音符と同じように人間も何人かで協同する時、一人ひとりのアイデンティティは失われずに各人の強みが一つになって、一人でできることをはるかに超える結果を生み出せるのである。スポーツでは、シナジーはチームワーシナジー 全体は部分の総和より大きいという自然の法則。私のやり方かあなたのやり方のどちらかではなく、シナジーの道をたどれば、より高い、より生産的な結果につながる。あなたと私が協力すれば、2人の力を足したよりもはるかに大きな力になる。新しいアイデア私のやり方あなたのやり方私たちのやり方シナジー

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